その他の矯正治療

その他の矯正治療

Other

歯科矯正用アンカースクリュー用いた治療

Anchorscrew

歯科矯正用アンカースクリューを用いた治療

ブラケット矯正に矯正用アンカースクリューを用いることで、スムーズに歯を移動させる治療法です。
歯科矯正用アンカースクリューは、直径が1.4~2mmと細くて小さな矯正治療用のネジのことをいいます。これを顎骨に埋め込んで矯正装置の固定源として用いると、通常のブラケット矯正では難しい方向でもしっかりと歯を動かせるため、治療期間の短縮が可能です。また、一般的には抜歯が必要となるケースでも、歯科矯正用アンカースクリューを使用すれば奥歯を後方へ大きく移動してスペースを確保できるので、抜歯せずにすむ可能性が高まります。
生体との親和性の良いチタン製のアンカースクリューは、体に悪影響を及ぼしたりアレルギーを引き起こしたりする心配もありません。もちろん治療後には撤去します。

部分矯正

Partial

部分矯正

歯列全体ではなく、八重歯やすきっ歯などの一部の歯並びを整える矯正治療です。前歯などの目立つ部分だけでも歯並びが整うと、口元の印象は大幅にアップします。
部分矯正では歯列全体を大きく動かさないため、通常の矯正治療よりも短期間での治療が可能です。治療期間はケースによって異なりますが、数ヵ月から1年ほどで治療できることが多く、結婚式や就職活動までに歯並びを整えたい方にも適しています。
また、治療費を抑えられる点もメリットです。当院の部分矯正は、全顎を対象とした矯正治療の1/3程度の金額で治療できます。
ただし、患者さまのお口の状態によっては部分矯正では治療できない場合もありますので、まずはご相談ください。

ホワイトニング

Whitening

ホワイトニング

歯を漂白する効果のある薬剤を歯に塗ることで、歯を本来の色より白くする施術です。歯科医院でのホワイトニングならワインやコーヒーなどの色素沈着を取り除くだけでなく、加齢で黄ばんだ歯もしっかりと白くすることができます。
歯が白いと清潔さを感じさせるだけでなく、表情を明るく見せて全体的な魅力をアップさせられるため、近年では美容ケアとしてホワイトニングの人気が高まっています。
当院でも、矯正治療にプラスしてホワイトニングをされる方もたくさんいらっしゃいます。とくに矯正治療後は、歯並びが整っているため薬剤が均一に浸透しやすく、色ムラのないきれいな仕上がりになるのでおすすめです。より美しい口元を手に入れたい方は、ホワイトニングもぜひご検討ください。

当院のホワイトニング治療

歯に優しいホームホワイトニング

ご自宅で患者さまご自身が施術を行なうホワイトニングです。薬剤を注入したマウスピースを毎日数時間装着して歯を白くします。即効性はないものの白さが長持ちする方法です。

歯に優しいホームホワイトニング
矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用
  • 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
  • 治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生えそろっている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年、永久歯がすべて生えそろったあとに行なう第2期治療で1~2年半を要することがあります。
  • 歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
  • 装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • 治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
  • 歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
  • ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  • ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
  • 治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
  • 治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  • 問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
  • 歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
  • 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  • 装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
  • 装置を外したあと、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • 装置を外したあと、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
  • 顎の成長発育により、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
  • 治療後に、親知らずの影響で歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
  • 加齢や歯周病などにより、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。
  • 矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。
部分矯正にともなう一般的なリスク・副作用
  • 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 前歯6本だけを治す方法なので、噛み合わせは改善できません。噛み合わせの改善を希望される方は、全顎の矯正治療が必要となります。
  • 症状によっては、でこぼこの前歯がきれいに並ぶスペースを確保するため、歯と歯の間を削る必要があります。しかし、エナメル質(歯の表面)を0.3~0.8mmほど削る程度なので、歯への支障はほとんどありません。
  • 前歯だけの治療となり動きが限られているので、症状によっては希望どおりに仕上がらないことがあります。
歯科矯正用アンカースクリューを用いた治療にともなう一般的なリスク・副作用
  • 公的健康保険対象となる使用方法と、公的健康保険対象外の自費診療となる使用方法があり、自費診療となる場合は保険診療よりも高額になります。
  • 骨と化学的な結合をしないため、患者さまの骨の状態や口腔衛生状態によっては脱落することがあります。
  • 脱落した場合は再埋入を行なうことがあります。脱落部分の骨の穴が回復するまで数ヵ月の時間を要するため、別の部分に埋め込むことがあります。
  • 歯科矯正用アンカースクリューは骨に埋まっていますが、その頭部は歯肉の外にあるため、ケアを怠ると骨に感染することがあります。
  • 歯科矯正用アンカースクリューは歯根の間に埋入されることが多いため、埋入時に歯根を傷つけることがあります。
ホワイトニングにともなう一般的なリスク・副作用
  • 審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • ホワイトニングには、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングがあります。
  • 色の白さの度合いには、個人差があります。
  • ホワイトニング後、一定期間、色素の沈着が顕著になるとの報告がされています。
  • ホワイトニング後、24時間は、着色物質(カレー・コーヒー・ワイン・タバコなど)の摂取を控えてください。ホームホワイトニング施術期間中も同様です。
  • ホワイトニング処置中や処置後に、痛みや知覚過敏の症状が生じることがあります。
  • ホワイトニングの薬剤に対してアレルギーのある方は、薬剤で口腔粘膜に異常が起こることがあります。その際は、すぐに使用を中止してください。
  • ホームホワイトニングはご自分で行なうため、どのような仕上がりになるか予想がつきにくく、歯の白さの調整が難しくなります。
  • ホームホワイトニングでの器具の使用方法や薬剤量などが正しく守れているかご自分での判断が難しい場合は、歯科医師または歯科衛生士に相談ください。
  • 詰め物や被せ物が多い方は、ご自分の歯との色の差が目立つようになることがあります。その部分の色をご自分の歯に近づけることは可能ですが、時間と費用が必要です。
  • 入れ歯や差し歯など、人工歯は白くできません。
  • 被せ物を装着している歯には適用できません。
  • 歯にひびが入っていると、薬剤の影響により歯髄にダメージを与えることがあります。
  • 抗生物質の影響により歯の変色が著しい方は、ホワイトニングの効果が出にくい場合があります。
  • 「無カタラーゼ症」の方は、薬剤に含まれる過酸化水素を分解する酵素がないため、ホワイトニングはできません。
  • 薬剤の影響があるため、妊娠中や授乳中の方は控えてください。